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Enjoy Photo Lesson展

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2013年3月5日(火)~17日(日)、 ナダール/東京で開催された「Enjoy Photo Lesson展」に出展した写真です。

谷川俊太郎さんの講演

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土曜日に谷川俊太郎さんの講演を聴きに行ってきた。 参加者からの質問に答える形で進行していく。 ※話し言葉だけど、自分のメモと記憶を辿っているので、語尾は若干違う。 ー生活リズムについて 「ご飯は一日一食。睡眠は6~7時間くらい。昔はもっと寝ていたんだけど。最近寝るのが楽しい。寝るの大好き。もしかしたら僕は眠るように死ねるかもしれない。ライフスタイルは自分に合ったものを実行すればいい。ご飯が一食でも、肉食でも、その人の体に合っていれば健康でいられるよ。」 ー制作は自分にとって足し算ですか、引き算ですか? 「そりゃ足し算でしょ。ギャラもらえるんだから。いい詩が書けたらギャラがなくても足し算かな。」 ー何故今まで宇野亜喜良さんと一緒に作品をつくったことがなかったのですか? 「宇野さんは寺山のものだと思ってたから。触れちゃいけない領域の人だと思ってた。アンソロジー的な作品で宇野さんの絵に詩を付けたことはあるけど、一冊の本を作ったのは今回が初めてだね。」 ー伝えたいメッセージは何ですか? 「ないです。メッセージなんてないよ。伝えたいことがあったら、それはそのまま言うよ。僕は喜怒哀楽を詩で表現したことはないよ。感情を詩で表現しない。詩はメッセージじゃなくて、民芸品みたいなものだと思って欲しいんだよね。テーブルの上に素敵な湯のみでお茶出されたら素敵でしょ。その湯のみみたいなものだよ。」 ーどういう時に詩を書きたくなりますか? 「書きたい時なんてない。注文があるから書く。注文がなければ書かないよ。」 ー絵本の作り方について 「まず映画のシナリオを作るように、お話を考える。そのお話に絵描きが絵を描く。その絵に詩を付ける。絵が素晴らしければ、詩は付けない。余白はきれいにしたい。見た目にも、感じた時に余韻に浸れるようにも。ことばと絵の関係を大事にしたい。ことばは自分の表現ではなく、みんなとの共有物だから。」 ー詩を書く上で、気をつけていることは? 「漢字、抽象的な表現は避ける。」 ー好きな言葉は? 「『好き』って言葉が好き。」 ー過去作った中で一番お気に入りの絵本は? 「『コップ』という写真絵本。この時の福音館書店の編集者たちは、面白いものをつくってやるぞ!という熱意が凄まじかった。一番大変だったのは『ピーナッツ』。膨大な量

ライフ・オブ・パイ

おもしろかった!!  映像キレイで幻想的だったし。  以下ネタバレ。  海で難破してボートで漂流した少年が、  人を殺して食べて生き延びたのを、トラと漂流したと作り話にして  小説家に語る話しだった。  トラは人を殺して食ってしまった自分の恐怖心の投影。  海に投げ出され自分とトラの二人きり。  はじめはトラから逃げるようにイカダを作って  ボートから降りてトラを遠ざけるように過ごす少年。  やがて手なずけようと試みる。  これは自分の恐怖心と戦っているということか?  トラが夜の海面を見つめている。  何を見ているんだ?と言って少年も海を覗く。  トラの正面の顔から瞳の中へとカメラが移動して  海の中で生物が泳いでる場面になる。  大きなクジラが泳いでいたと思ったら、それは難波した時に一緒に乗っていた  シマウマやオラウータンや動物園の動物たちが固まってクジラを影になっていた。  途中で海月かなにか発光生物が、蓮の花の輪郭を成していた。  そして深海へ移動し、難波した船が海底に沈んでいるところで  少年の正面の顔が映った。  冒頭で父が主人公に「お前はトラの瞳に映る自分を見ただけだ」と言ったのは  ここの伏線だったのだろう。  深海は宇宙と同じくらい解明されてないことが多いと聞いたことがある。  深海へとだんだん移って行ったのは、宇宙を示すため。  これも冒頭に母が少年に話した、クリシュナの口の中の宇宙と対比していたのかな。  3つの宗教を同時に信仰していた少年。  どんな神様を信じていても、平等に生き物は死んで行く、ということなんだろう。  ヒンズー、イスラム、キリスト、ユダヤ、仏教のワードが出て来たけど、  どれを特別視することもなく、  自分が信じたいものを信じればいいというメッセージを感じた。  最後トラが振り向くことなく、  苦労を友にした少年を無視するかのようにジャングルの中へ消えた。  少年はこれが悲しくて泣いたと語っていたけど、  これはなんだろう、無常観、てやつなのか?  もしかしたらすべての宗教の特性たる暗喩が  散りばめられていたのかもしれないけど、  それぞれに全く知識がないので拾いきれない。  トラと漂流しているくだりは、ファンタジーすぎる冒険で 

王羲之展

最終日。  写真展の搬入前に先生の書いた蘭亭序の元ネタを観に行って来た。  小さい紙に書いているのに、勢いと繊細さを感じる。  と言いつつ、正直すごすぎてよく分からんかったけど…。  人に宛てた手紙が「作品」となり、こうして17世紀を経て現代に残されるなんて、  ヘタなこと書けないね…とバカなことを考えてしまう。  というか昔の人は手紙をもらったら、  「あ、こいつの字、めっちゃいいやん。コレクションしよ」って思うんだね。  大事に取っておいた誰かの手紙を無くしてしまい、  悔しがってるのを更に手紙で書いていたw  王羲之は12歳まで引っ込み思案だったけど、  儀式か何かで偉い人が王羲之に牛肉を食べさせたら、自信がついたらしい。  皆の前で牛肉を食べさせてもらうということは、  偉い人が王羲之を認めたぞという意思表示で  それ以降みんなの王羲之を見る目が変わったそうな。  その自信が王羲之の作品にも大きく影響した。  一人で力を付けて行くのではなく、先輩がこうして導いてくれたんだなぁと。  何かキッカケを作ってやろうとする、温かくも厳しいはからいに  ジーンとしましたよ、あたしゃ。  楷書の成り立ちも興味深い。  3世紀~5世紀くらいまでは隷書体っぽさが続いているけど、  6、7世紀で一気に楷書体が出来上がったらしい。  というか、3世紀に書かれた漢字が現代人にも普通に読める形に  既に成り立っていることがもう頭クラクラする。  多少変化はしていても、それでも千年もこれだけの人間たちが操れている記号、  文字とは本当に素晴らしい発明品だよね。  (漢字だけでなくアルファベットも)

「Enjoy Photo Lesson展」に参加します

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写真家・クリエイターである、こばやしかをる先生の ワークショップに参加した14名の生徒による、写真展に参加します。 私は去年の1月にこばやし先生の 「iPhone/スマートホンでかわいく撮る!」スマートホン写真教室に 参加しました。 (その時の日記  http://njet.jugem.jp/?eid=993955 ) いつもプリントアウトは自宅の古いEPSONプリンタを使用していますが、 今回は初めての写真展ということもあり、お店でプリント。 うむ。写真だ! 当たり前のことですが、パソコンやスマートフォンの画面で見る分には 「画像データ」という感じなんですが、 紙に印刷することで「写真」になったのです。 写真のことなど小指の爪ほども理解していない私ですが、 楽しんで撮ったということは伝わると思います。 ぜひぜひ、遊びにいらしてください☆ 会場:南青山 NADAR東京    〒107-0062 東京都港区南青山3-8-5 M385 BLDG #12     http://nadar.jp/tokyo/     会期:2013年3月5日(火)~17日(日)月曜休廊    open 12:00 - close 19:00    ※最終日は16:00まで。 Tags: 展示